龍神様との恋愛事情!
「至大にして至正なエネルギー。それこそが僕達の生きる糧であり、力の源でもある」
自然のエネルギーがご飯か。
そういう話を聞くと、やっぱり神様なんだなって納得する。
「その正気が乱れないように管理するのが、長である兄上の役目なんですけどね。わかってますか?兄上」
若月様が刺すような眼差しで千早様を見た。
「心得ているよ。だから留守の間は君に管理の代理を頼んだんじゃないか」
「役目を僕に丸投げすること自体が重要さをわかってない証拠ですよ!」
語気を強めながら若月様は続けた。
「戻ってきた今、絶対に逃がしませんからね。五龍を統べる黄龍の長としての立場をしっかりと理解して頂きます!」
「やれやれ、面倒だね」