龍神様との恋愛事情!
その後、私のメールに気づき慌てて戻ってきた両親に無事だったことを報告し、なんだかんだで夜に。
ただ今、お風呂でシャンプー中。
「はぁ…それにしても……神様って本当にいたんだ」
自称じゃないよね。
ちゃんと空飛んでたし、おばあちゃんだって見つけてくれた。
あんなこと、人間にできるわけない。
「龍神様か…」
七不思議で知っていた白龍様ではないらしいけど、本物の神様…。
なんだっけ?
黄龍…だったっけ?
名前は――。
「千早様、か」
私はシャワーで髪を流し、お風呂にちゃぽんと浸かった。
人懐っこそうな神様だったな。
私と話すの、楽しそうだったし。
威厳なさすぎて、神様だって説明がなかったらその辺のお兄さんだと思うよ。