龍神様との恋愛事情!

今の雷、千早様がやったんだ…。

そういえば、前に伊吹様を追い払った時も雷を落としてたよね。

紅い髪の龍神様は赤龍だから炎が扱えるって言ってた。

黄龍の千早様は雷が扱えるのかな。


「沙織」


「はい?」


千早様に呼ばれて反応すると、若月様が見てる目の前でギュッと抱きしめられた。

気まずそうに若月様がそっぽを向くのを千早様の腕の中でドキドキしながら眺めていると、千早様の囁きが耳をくすぐった。


「すまなかったね…」


切ない響きだった。


「今度は私が守ってあげるよ。必ず…」


「……はい」


千早様の心強い約束。

大丈夫。

千早様ならきっと守ってくれる。


私は「信じてます」という気持ちを込めて、千早様の背中に手を回した。







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