龍神様との恋愛事情!
私達はぐいぐいと背中を押されて部屋から閉め出されてしまった。
「………千早様?これで良かったんですか?」
「うん。目的は果たせたからね」
目的って……謙一郎さんに血を飲ますことか。
あれでちゃんと舐めれたのかな?なんて考えていると…。
「謙一郎はね、片親しかいないんだよ」
私の部屋へ戻りながら、千早様が唐突に話し出した。
「親は夜中まで働いていて、謙一郎は常に外でも家でも独り。親に甘えたかったろうに、いつも我慢我慢でね。愛情に飢えてる子だった」
千早様…ずっと謙一郎さんを見守ってきたのかな?