龍神様との恋愛事情!
「良いだろう。けど、その子供は殺す。川の深いところまで侵入してきた奴だ。生かしておいたら、また入り込むかもしれん!」
え…?
私を、殺す…!?
「その子供の命くれたら、もう人間に手出しはしない。おいら達も約束する」
河童達が私に近寄ってきた。
「さあ、子供を渡せ!」
「その子供を…!」
「命を!」
こっちに向かって、いくつもの緑色の手が伸びる。
「い、いやぁああ!!!」
死にたくない!!!!
恐怖に目をつぶった時、耳元で白龍様が囁いた。
「案ずるな」
次に、白龍様の腕が私から離れたかと思うと、刀の音が聞こえた。
ザシュッ――!!
ボトリ…
「……これで、赦せ」
白龍様の声に目を開けた。
すると、そこには――。