龍神様との恋愛事情!
「えと……その…」
「もしかして、それも病?」
「ち、違います!病じゃありませんっ」
「違うの?ならいいけど……魚の鱗みたいねぇ。大丈夫?」
「はい!大丈――」
ズキンッ
「っあ…!」
大丈夫じゃなかった。
一瞬、強い痛みが襲った。
思わず洗濯板から手を放す。
「っ~」
「ちょっと、桜ちゃん!?本当に大丈夫なの?」
「は…は、い…だいじょ…」
ズキンズキンズキン――
い、たい…!
どうして…いきなり、こんな…!
ズキンズキンズキン!!
痛い!痛いよ!!
「桜ちゃん?桜ちゃん!?」
うずくまった私の顔を、おばさんが心配そうに覗き込む。
「具合悪い?家に戻る?」