龍神様との恋愛事情!
「これは…」
「白龍様…腕が!」
風が止み、腕を凝視する。
そこには、失ったはずの左腕があった。
「う、腕が治った!治りましたよ白龍様っ!」
「腕が…生えた…」
白龍様がビックリしてる。
私も驚いたけど、それよりも嬉しい!
「良かった…良かったです、白龍様」
「泣くな」
「はいっ…」
「泣き虫な奴だ」
授かったばかりの新しい腕で、優しく頭を撫でられた。
「ふむ。これでより君達の愛が深まったかな。良い仕事をした」
「シナ様、どう感謝すればいいか…。本当に、ありがとうございます」
涙目を擦りながら頭を下げると、シナ様の長い指が私の髪をすくい上げた。
「感謝は私の糧となる。有り難く受け取るよ」
続いて、チュッという軽い音。
「ひゃ!?」
頬に、せせ接吻されたー!!