幸せをくれた君に
君との終わり
けれども、そんな日々が永遠に続くはずなんてなかった。
君との終わりは俺が予想もしない日に突然やってきたのだ。
12月25日、クリスマスの当日、君からの電話。
『今夜、会えないかな?』
少し遠慮がちな小さな声。そんな風に君から電話してくるのは始めてなんじゃないかって思うぐらい珍しい。
「いいけど、理沙のマンションがいい?それとも俺のマンションにする?」
何気ない問いかけに電話の向こうで息をのむのが分かった。
「理沙……?」
『……』
「もしかして連絡しなかったから怒ってるのか?」
『ううん、違うよ話があるだけなの。あのね、達哉のマンションの近くにある喫茶店で待ち合わせにしてもいい?』
「……あぁ、分かったよ。7時頃には行けると思うから」
『うん、分かった。待ってるね』
君との終わりは俺が予想もしない日に突然やってきたのだ。
12月25日、クリスマスの当日、君からの電話。
『今夜、会えないかな?』
少し遠慮がちな小さな声。そんな風に君から電話してくるのは始めてなんじゃないかって思うぐらい珍しい。
「いいけど、理沙のマンションがいい?それとも俺のマンションにする?」
何気ない問いかけに電話の向こうで息をのむのが分かった。
「理沙……?」
『……』
「もしかして連絡しなかったから怒ってるのか?」
『ううん、違うよ話があるだけなの。あのね、達哉のマンションの近くにある喫茶店で待ち合わせにしてもいい?』
「……あぁ、分かったよ。7時頃には行けると思うから」
『うん、分かった。待ってるね』