jack of all trades ~珍奇なS悪魔の住処~【完】
今日で真論はめでたく2歳になる。
ケーキ作りに悪戦苦闘していると、携帯に電話が掛かってきた。
(千砂兎さんだ)
「もしもし・・・・・・」
挨拶をする間もなく、千砂兎さんのマシンガントークが始まってしまった。
しかも、大音声で、携帯を耳に当てなくても、十分に聞こえるほどだ。
「真論君、おめでとう! てか聞いてくれ! もう、信じられねぇ。最近、どうして腹だけ太るんだと思って、病院に行ったんだ。そしたら、医者が笑い出すからよ、怒りながら聞いたんだ。そしたら、妊娠だって言うんだぜ! けど、思い当たることがあんだよ。1回、秀斗のあっちの練習に付き合ってやったんだ。手先も不器用だが、あっちも不器用だったよ。痛いのなんのって!」
すると、横から秀斗の声が聞こえてきた。
「だって、千砂兎さんは、この年で処・・・・・・な・・・・・・何でもありません!」
「もう、一生しねぇからな! 仕事に専念しやがれ! 覚悟しとけよ! あとな、わたしに感謝するんだな。命くらい誇り高きプライドを犠牲にして、生殖機能を使わせてやったんだ。あとは、産むときだけ雌になってやっから、あとはお前が母親だ」
「え~っ! シングルマザー・・・・・・子どもが可哀そうです!」
「ちげーよ! 龍の子だ、赤ん坊は可愛いに決まってる! わたしが父親になるに決まってんじゃねぇか! お前は、とっとと髪でも伸ばして、女装の修行をしておけ!・・・・・・っと、電話してたんだ。すまんすまん、蕾。ついつい熱くなっちまった」
以前よりも、男らしくなった千砂兎さんだ。
わたしは、泣き笑いしながら、千砂兎さんに言った。
「全部聞こえたよ。おめでとう、千砂兎パパ、秀斗ママ」
千砂兎さんは少し照れたように答えた。
「ありがとよ。心配するな、蕾への愛は永遠に変わらないから。ちなみにだな、女の子なんだよ。もう、想像しただけで、デレデレしちまう」
浮かれ加減が半端ではなく、相当な親バカになりそうだ。
「名前は決まったの?」
「あぁ、龍菜(リュウナ)だ。また、日本に行くよ、真論のプレゼントと龍菜を連れて」
真論と龍菜の運命が絡み合うのも、そう遠くはないようだ。
ケーキ作りに悪戦苦闘していると、携帯に電話が掛かってきた。
(千砂兎さんだ)
「もしもし・・・・・・」
挨拶をする間もなく、千砂兎さんのマシンガントークが始まってしまった。
しかも、大音声で、携帯を耳に当てなくても、十分に聞こえるほどだ。
「真論君、おめでとう! てか聞いてくれ! もう、信じられねぇ。最近、どうして腹だけ太るんだと思って、病院に行ったんだ。そしたら、医者が笑い出すからよ、怒りながら聞いたんだ。そしたら、妊娠だって言うんだぜ! けど、思い当たることがあんだよ。1回、秀斗のあっちの練習に付き合ってやったんだ。手先も不器用だが、あっちも不器用だったよ。痛いのなんのって!」
すると、横から秀斗の声が聞こえてきた。
「だって、千砂兎さんは、この年で処・・・・・・な・・・・・・何でもありません!」
「もう、一生しねぇからな! 仕事に専念しやがれ! 覚悟しとけよ! あとな、わたしに感謝するんだな。命くらい誇り高きプライドを犠牲にして、生殖機能を使わせてやったんだ。あとは、産むときだけ雌になってやっから、あとはお前が母親だ」
「え~っ! シングルマザー・・・・・・子どもが可哀そうです!」
「ちげーよ! 龍の子だ、赤ん坊は可愛いに決まってる! わたしが父親になるに決まってんじゃねぇか! お前は、とっとと髪でも伸ばして、女装の修行をしておけ!・・・・・・っと、電話してたんだ。すまんすまん、蕾。ついつい熱くなっちまった」
以前よりも、男らしくなった千砂兎さんだ。
わたしは、泣き笑いしながら、千砂兎さんに言った。
「全部聞こえたよ。おめでとう、千砂兎パパ、秀斗ママ」
千砂兎さんは少し照れたように答えた。
「ありがとよ。心配するな、蕾への愛は永遠に変わらないから。ちなみにだな、女の子なんだよ。もう、想像しただけで、デレデレしちまう」
浮かれ加減が半端ではなく、相当な親バカになりそうだ。
「名前は決まったの?」
「あぁ、龍菜(リュウナ)だ。また、日本に行くよ、真論のプレゼントと龍菜を連れて」
真論と龍菜の運命が絡み合うのも、そう遠くはないようだ。