クリスマスの夜、星空の下で。
その時。

「うぁーーーーーっ!ゆ、幽霊!?」

その叫び声と共に、何かの光を照らされる。

!?

反射的に光の方を見た。

そこには、誰かが懐中電灯を持ってる人がいた。

声的にいうと…低いから男のこ?

「あ、え、と、貴方…人ですか?」

え?

「まぁ…はい、そうですけど…。」

変な質問…。

「良かった~。はぁ…びっくりした…。」

へなへなと力が抜けたように座り込んだように見えた。

暗くて正式には分からないんだけど。

「幽霊かと、思っちゃいましたよ。」

…失礼じゃないかな、ちょっと。

それでも私は軽く苦笑いをした。

彼氏に振られた直後だから、笑えてないんじゃないかな、私。
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