プリーズ・イート・ミー
「わかりました! 行きます! 行って、ミニスカサンタ着こなしてみせますよ」

「おー。そうまで言うなら、写メでも送ってこい。見てやるから」

「ええ、ええ。わたしの美脚ご覧にいれますよ!」


そこまで言って、ハッと我に返った時にはもう遅かった。


「じゃ、そういうことで。お仕事頑張って。サンタさん」


小ばかにするように、フッって小さく笑ってから、桐谷さんはわたしの肩をポンと叩く。

しまった……。つい、挑発に乗ってしまった。

目の前では杏里ちゃんが感心したように言う。


「桐谷さんて、奈々子さんの扱い方を心得てますねぇ」


杏里ちゃん、何気に失礼な言い方してるから!
わたしは猛獣か何かか!


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