プリーズ・イート・ミー
《オレ今、客先なんだよ。今日は社用車で回ってたから、お前拾って、家まで送ってやるよ》

「そんな、でも……」

たしかにそうしてもらえると助かる。でも、甘えちゃっていいのかな?

そんなわたしの葛藤に気づくはずもなく。

《じゃ、S駅で待ってる》

それだけ言うと、桐谷さんは電話を切ってしまった。

思わぬ展開に呆然とするわたし。
でも、すぐハッと我に返る。

帰宅はどうにかなるとして、服どうすんのよ!
サンタコスプレのまま電車に乗れっていうの? ジーザス!


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