プリーズ・イート・ミー
「そうだったんですか? じゃ、あたしが来てもお邪魔じゃなかったです?」

「ああ。自慢しようかと思ったけど、さっきあんなことあったばっかだしなぁ……さすがにそれは空気読まなさすぎかな、とか考えてた。だから杏里ちゃんの方から気づいてくれて、内心嬉しかったりして」


照れたような顔をする冨樫さん。

あたしはプッと吹き出す。


「もー。そんなこと考えてたんですか? バカみたい。こっちは色々考えて、真剣な話してたのにぃ」

「あー……ごめんなさい」


そう言って、ペコって頭を下げる。
6つも年上の男の人が、あたしに!


あー……ダメだ。

ふいに見せる、こういう可愛いところも好きなの。
普段とのギャップを感じて、胸がキュン……ってときめく。


はぁ……やっぱ諦めなきゃダメ?
ねぇ、ダメなのかな……?

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