たった一つの願いをこめて
二人はまんまる月を眺め、リンゴを頬張りながら何時間も話しました。

ルナは銀色の瞳が気味悪がられ、牧草地でひっそりと一人で暮らしていること。
牧草地の周りは動物と自然の恵みに溢れていること。

ミリアンはルナのことがもっと知りたくてたまりませんでした。
ミリアンは恵まれ、生まれも育ちもルナとは真逆な貴族のお嬢様。
外の世界を知っているルナの話が面白くて仕方ありません。
ミリアンは無邪気な笑顔を振る舞いながらも、真剣にルナの話を聞いていました。
ルナはそんなミリアンの笑顔が可愛らしく感じます。

惹かれていく二人の心が一緒になるのに、そう時間はかかりませんでした。
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