たった一つの願いをこめて
誰もが寝静まった晩、ミリアンはりんごの木の下にいるルナに何度も、何度もその姿を探しに行きました。
ルナは決まって、満月の晩に姿を現します。
ミリアンはルナと出逢うことが出来ると、心の奥深くから喜び、とても嬉しくなりました。

しかし、ルナはミリアンに逢う度に切なげな瞳を見せたのです。

ルナはミリアンの髪を愛おしそうに撫でると話しだしました。

「僕と君は違うから。君は僕のそばにいてはいけない」

「なぜ・・・?」

「・・・」


ルナはそれ以上何も語らずに、その場を離れて行きました。
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