月の絆~最初で最後の運命のあなた~



 振り返ると、嫉妬の視線があたしに突き刺さる。


 その瞬間、食事を食べ終わっても帰ってきたくなくなった。


 根掘り葉掘り聞かれて、嫉妬に狂った女たちの攻撃を受けるのは避けたい。


 あたしはマンションの出入口から出ると、足早にレストランの集まる方向へと歩き出した。


 外は昼食に出てきたサラリーマンやOL、子供連れの母親集団で賑わっている。


 そのせいで苦手とするベビーカーと赤ん坊に、嫌な汗とゾッとする感覚が襲う。




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