月の絆~最初で最後の運命のあなた~
「じゃあ……そんな関係になってみる?」
あたしが答えようと口を開くと、まるで黙らせるみたいに首筋に強く噛みついてきた。
「いたっ!」
思わずレンの背中に腕を回して、ぎゅっとすがり付いた。
前回とは違う感覚が恐い。
「僕が……どれだけ妬いているか分かったかな?」
ズキズキと痛む首筋から口を離すと、耳元でレンは甘い痺れが走るくらい独占欲を感じさせる声で囁いた。
そして、レンはまたあたしの首筋に顔を埋める。
何度も痛みのある噛み痕に舌を這わせて、また噛みつく。
今度は痛みはなく、甘い電流が背筋を走り抜けた。