月の絆~最初で最後の運命のあなた~




「あなたの存在より、よく理解してる」


 狼呀のことは、分からない事が多すぎる。


 なぜ、レンをそこまで嫌うのかも、レンが吸血鬼だと知っているのかも。


「そういう、あなたはいったい何なの?」


 そう言って見つめると、狼呀は綺麗な琥珀色の目を見張った。


「俺は……」


 狼呀は口ごもり、膝の上で両手を硬く握りしめた。


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