月の絆~最初で最後の運命のあなた~




「落ち着ける訳ないでしょ! まさかとは思うけど……」


 その後は、怖すぎて口に出来ない。


「なんだ? 俺たちが大人の男女がベッドでする事をしたかって、聞きたいのか?」


 あたしは、自分の顔が真っ赤になるのを感じた。


「お前の体は熱くて、ほどよく柔らかいのがいいな。おまけに中は」


「きゃああああ、やめて!」


 ベッドの上で、あたしはシーツを頭から被って現実逃避をしたくなった。


 もしかしたら、これは悪い夢で次に目を開けたら現実に戻るなんて子供みたいなことを考える。


 でも、目を開けるのが怖い!


 もし目を開けて、同じ光景が広がっていたら、立ち直れないかも。


 そんな事を考えていると、無神経な事に笑い声がしてきた。








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