溺愛†マドンナ
だけどいつも食べているご飯も、世那と食べると何倍もウマく感じる。


「秀悟おいしいねーー」


「ああ……そうだな」


食事中、メインの食事ではなくニコニコと箸を進めている世那の笑顔に癒されていた事は、母さんにも苺にも内緒だ。


もちろん……世那本人にもな。


―――
――――
―――――…


「ズ~ル~イ~~!!私も世那ちゃんとお話したい~~~!!」


晩飯が終わってから、オレは世那を“ちょっと話そう”と自分の部屋に誘った。


だけど生まれた時からカワイがってくれていた世那になつきまくりの苺が、私もと譲らない。
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