極上の他人


お母さんが予約したお店でおいしいものを食べながら楽しい時間を過ごしていたんだろう。

真奈香ちゃんの手にあるブルーのペーパーバッグは、女の子なら誰もが憧れるジュエリーブランドのもの。

これもきっとご両親からのプレゼントに違いない。

ぼんやりとそんなことを考えていると、いつの間にか真奈香ちゃんの背後にお父さんらしい人とお母さん……らしい人が立っていた。

まるで私と輝さんから彼女を守るように傍らに立ち、お母さんらしい人は、真奈香ちゃんの腕をそっと握っている。

< 317 / 460 >

この作品をシェア

pagetop