私はまだ、ガラスの靴を履く勇気がない。




私は、視線の集まる方向を見た。



そちらも私を見た。





目が……合った。



……なに?





疑問しか湧かない。






普通じゃない目で見られるのは、慣れている。







でも、あの人は…






――あの人自体、普通じゃない。
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