今宵、真夜中の青を注いで
「うんっ、そうする。ふふっ、楽しみだなあ」
自然と口角が上がるのを自分でも分かったけど、気にせずに『分かった。楽しみにしてるね』と、言ったことと同じことを打って返した。
「楽しみにするのもいいけどちゃんと告白しなよー」
「そうだった、やばい、緊張してきた。飲んだミルクティー戻ってきそう」
「は? 汚いからやめて。せめて私がいないとこでして」
「楓冷たい。冗談だよ」
「知ってる」
バカみたいなやり取りをして、幸せを噛みしめた。
刺激のある、きらきらした生活が欲しいなんて言ったけど、楓という素敵な親友がいるだけであたしの生活はきらきらと色付いているのかもしれない。
そういうことに一つ一つ気付けるからこそ、きらきらするのかもしれない。
そうしてあたしは探しものをしながら旅をするのかな。
なんて、楓に言ったらロマンチストって笑われそうだ。
だからあたしは、見つけた星のような小さな煌めきを、そっと心の中にしまった。