愛し*愛しの旦那サマ。
「しかも、高級ブランドのネクタイまで一緒に入ってましたっ!」
「ネクタイ?」
「そぉっ、早くコレを幸代の愛する臣くんに贈った人物を思い出してっ!」
そう臣くんに、ずいっと迫ったところで、
「あぁ、それなら多分、秘書」
と、無愛想に答える臣くん。
そして、残り二つの紙袋を私に押し付けると、もう気は済んだか?という具合にさっさとリビングへと行ってしまう。
そんな臣くんに置いて行かれまいと、チョコやその他もろもろが入った紙袋をガサッと抱えて、
「あ~置いてかないでぇ……!」
私もリビングへと素早く移動する。
そして、ソファーに腰をおろし、ネクタイを緩める臣くんの隣りに私も飛び込むように座ると、
「秘書って、年齢は?」
と、聴取開始。
「知らねーよ」
「私より若いの?おばさんなの?」
「ったく、何でそんなこと……」
「いいからぁ!お願いっ」
がしっと、臣くんの腕をつかまえて訴えかける私。