愛し*愛しの旦那サマ。

そして、勝負の就寝時―…


「今夜こそは私は寝室で寝るから、あんたは一人で和室に寝るのよ。二日目だから枕も慣れたでしょ。っていうか、昨夜、十分曝睡してたみたいだから問題ないわね」

「えー、ヤダヤダー、おねーちゃん、今日もアタシと一緒に寝てよー。二日くらいじゃ、枕との相性なんてわかんないしー」

「何言ってんの。おねーさまには、これからお仕事疲れの臣くんに足ツボマッサージをしてあげながら、夢の世界へ導いてあげるという大事な役目があるんだから、今夜は一人で寝なさい」

「えーっ、臣くん、それマジでー?」

「……それも幸江ちゃんが、やってもらえば?」(←段々、投ゲヤリナ返答ニナッテキタ臣クン)

「ほらー、臣くんもああ言ってるしー。っていうか、足ツボ押し超スキなんですけどー」

「……」


結果、

今夜も臣くん、一人でさっさと就寝。

Wサチ仲良く就寝―…


の前に、私だけ幸江の足ツボをマッサージ。


ついでに何だかかんだで全身マッサージしてあげた私。

ついでのついでに、昨夜に続き、寝相のワル過ぎる幸江が気になって寝付けなかった私。



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