愛し*愛しの旦那サマ。

まぁでも、そんな風に冷静なご指摘をしてくれる臣くんもタマラナイから、良しとする、っと~。

とりあえず、今日は臣くんもお休みだし~、

ゆっくり仲良く朝食~朝食~


そんな感じで、鑑賞会を逃したショックをさっさと払拭させ、朝食を運ぶため、キッチンに向かおうとする私。

すると、


「幸代」


と、臣くんの声に引き止められる。

そして、


「ちょっと、こっち来て」


ソファーに腰を下ろした、まだパジャマ姿の臣くんに、心なしか甘い声で呼ばれ、


「??」


ちょっと、ドキドキしながら側に寄ってみる私。


―…やだ。

窓から差し込む朝日に当たって、臣くんがとてもキラキラ輝いて見える……(マブシイ……)


そして、


「朝食の前に食べたいものがあるんだけど……」


そんな臣くんの言葉に、


えっ?

朝食の前に一体何を召し上がりたいのかしら??


でも、この展開で連想されるモノは―…

一つ(幸代)しかありませんよね……?


もっとドキドキしながら、心の準備体操をして、臣くんの放つ言葉を待つ私。




さぁ、臣くん。

ドーゾ、メシアガレ……




< 243 / 498 >

この作品をシェア

pagetop