愛し*愛しの旦那サマ。
「でも、ホント百合華さんと臣って容姿が似てるよなぁ~、幸代ちゃんには悪いと思いつつも、百合華さんとなかなか会えない分、臣で目の保養しちゃうんだよなぁ~」
ついでに、今までの臣くんに対する不審な言動の数々についての謎も解き明かされました……
「ゆ、百合華お姉サマ、本人に直接会いに行かないの……?」
「だって、俺、二回もフラれてるしぃ~」
新たな新事実も発覚……(愛ノ告白済ミトハ……)
「それって、臣くんも知ってるの……?」
「アイツのことだから、俺の気持ちはバッチリ勘付いてるよ~まぁ、だからさ、俺もその会いたいけど会えない気持ちは状況さえ違うけど、何となくわかるんだよ~」
「塚本……」
「そんなわけで、あの櫻井姉弟の弟を粘っておとした幸代ちゃんを俺、密かに尊敬してるんだぁ~」
「塚本ぉっ……」
ゴメン、塚本。
私、アンタのこと凄く誤解してたわ……
「何だ……私たちって、似たもの同士だったんだね……」
「そうだよ~幸代ちゃ~ん。ホラ、おかわり作ったから飲みましょうか」
そして、色々と誤解が解けた、似たような想いを持つ者同士の乾杯……
「似たもの同士……って、ただの変態同士じゃないの?」
私たちの会話を黙って聞いていた、理沙子の突っ込みの一言は聞かないフリで。