愛し*愛しの旦那サマ。

少しして、


「おっ、名案が浮かんだよ~」


と、塚本。

九割方、名案ではないだろうな……

と、思いながらも、一応、塚本の名案とやらを黙って聞く。


「とりあえず臣と理沙子と幸代ちゃんの三人で、すぐ裏にあるラブホへ入れっ!」


そんな塚本の言葉に、俺と塚本の今までのやりとりを知らない理沙子という女が、


「何でそうなるのよ……」


棘のある口調と一緒に冷たい視線を塚本へと向ける。


「いやいや、変なイミじゃなくて、ラブホだったら着替えも出来るし、臣はシャワーも浴びれるし、幸代ちゃんを少し休ませてあげることもできるでしょ?理沙子は幸代ちゃんの付き添いと臣の着替え調達係りってことで~」


ほら、解決~、


と、慌てながらも軽い口調で閃いた名案とやらの詳細を説明する塚本……

正直俺としては、ラブホだろうが何だろうが、さっさとこの状態を何とかしたかった為、


「その案でいいんじゃない?」


と、すんなり塚本の案に乗ることにした。

一方、理沙子という女は、


「え~…でも……」


と、躊躇しながらも、


「じゃあ、それで……」


しぶしぶな感じで了承。


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