愛し*愛しの旦那サマ。
「え?もう頂きましたよ」
「……何を?」
「昼間verのイルミネーション見て、クリスマス・イヴ街ブラデート」
「ああ……それね」
「来年は夜verでお願いしマス」
「……」
お約束のように呆れた表情で私を見て、ソファーへと移動する臣くん。そして、ついて行くワタシ。
「それだけでいいの?」
「えっ?もっとねだってもいいの?」
「例えば、何?」
「ギュッとして、チューで」
な~んて、言っちゃってみたり……キャハ~!!そう興奮したところで、ぐいっとソファーに座る臣くんにひっぱられる私。
「……」
臣くんの良い匂いがする。
そして、臣くんの手が優しく私の頬に触れる。
ゆっくりと―…重なる口唇。