たとえ、これが恋だとしても~あなたとSweet sweets~
玄関の扉が開く音と「お帰りなさいませ」というメイドたちの声。それに軽く応える気配と一緒に聞こえるのは廊下を急いで走っている足音。それが慎一たちのいる部屋の前で止ったかと思うとノックの音が響き扉が大きく開かれていた。
「お父さん、ただいま」
「お帰り、亜紀。今日は無理を言ったね」
「ううん、いいの。特に約束もしていなかったし。それより、何か用があるの?」
そう言いながら、亜紀はコクリと首を傾げている。その彼女に慎一は穏やかな表情で話しかけていた。
「ああ、今日は亜紀に紹介したい人がいてね。ちょっと、後ろを向いてごらん」
そう言いながら、慎一は亜紀の体をぐるりと回している。その先にいたのは柔らかい笑みを浮かべて座っている惟。
その場に慎一以外の相手がいることもだが、バタバタと慌ただしく入ったことに羞恥心も感じたのだろう。亜紀は顔を真っ赤にすると、惟の顔を見ることもできず、俯いてしまっている。そんな彼女の頭を軽くポンと叩いた慎一は、改めて惟に向かっていた。
「惟君、この子が亜紀だよ。今は白綾学園高等部の1年生だ。そして、亜紀が16歳になった時に、正式に一條家の養子として迎えることが決まっている」
そう告げた慎一は、今度は亜紀と視線を合わせて、話を続けている。
「亜紀、彼は山県惟。今までヨーロッパにいたんだが、最近、帰って来たんだよ。彼の母親がわたしの従妹になるから、親戚だと思ってくれれば間違いないね」
「お父さん、ただいま」
「お帰り、亜紀。今日は無理を言ったね」
「ううん、いいの。特に約束もしていなかったし。それより、何か用があるの?」
そう言いながら、亜紀はコクリと首を傾げている。その彼女に慎一は穏やかな表情で話しかけていた。
「ああ、今日は亜紀に紹介したい人がいてね。ちょっと、後ろを向いてごらん」
そう言いながら、慎一は亜紀の体をぐるりと回している。その先にいたのは柔らかい笑みを浮かべて座っている惟。
その場に慎一以外の相手がいることもだが、バタバタと慌ただしく入ったことに羞恥心も感じたのだろう。亜紀は顔を真っ赤にすると、惟の顔を見ることもできず、俯いてしまっている。そんな彼女の頭を軽くポンと叩いた慎一は、改めて惟に向かっていた。
「惟君、この子が亜紀だよ。今は白綾学園高等部の1年生だ。そして、亜紀が16歳になった時に、正式に一條家の養子として迎えることが決まっている」
そう告げた慎一は、今度は亜紀と視線を合わせて、話を続けている。
「亜紀、彼は山県惟。今までヨーロッパにいたんだが、最近、帰って来たんだよ。彼の母親がわたしの従妹になるから、親戚だと思ってくれれば間違いないね」