たとえ、これが恋だとしても~あなたとSweet sweets~
慎一のそんな声に、亜紀はゆっくりと頭を上げている。そんな彼女に惟は「亜紀ちゃんでいい?」とニッコリと笑いながら問いかける。その笑顔に亜紀はドギマギしたように「は、はい……」と応えることしかできない。そんな彼女に、慎一はとんでもないことを口にする。
「亜紀。惟君はお前の婚約者だ。そのつもりでいてくれるね」
「お、お父さん! 今、なんて言ったの!?」
慎一の言葉が理解できた瞬間、亜紀はそう叫ぶことしかできない。まさか、そのような話をされるとは思ってもいなかったのだ。
何が起こっているのか分からない彼女ができることは、叫び声を上げることだけ。だが、そんな彼女を慎一は平然とした顔で宥めている。
「驚くことはないだろう。お前も一條家の人間だ。こういう相手がいるということは分かっていると思っていたが?」
「お父さん、それって私の今までの常識からは考えられないの。どうして、急にそんな話になるのよ。それに、どう考えたって惟さんに失礼じゃない」
「そうかい?」
「そうよ。だって、私、まだ高校生よ。で、惟さんはどうみたって、お兄ちゃんと同じか年上でしょう? それなのに、私みたいな子供が婚約者だなんて、迷惑に決まってる!」
婚約者だと言われた瞬間はたしかに驚いた。だが、一気に冷静さを取り戻した亜紀はそう食ってかかっている。たしかに、惟はイケメンに分類されるほどの容姿の持ち主。恋に恋する女子高生の亜紀が憧れないはずがない。だが、とここで彼女は現実を見ている。
「亜紀。惟君はお前の婚約者だ。そのつもりでいてくれるね」
「お、お父さん! 今、なんて言ったの!?」
慎一の言葉が理解できた瞬間、亜紀はそう叫ぶことしかできない。まさか、そのような話をされるとは思ってもいなかったのだ。
何が起こっているのか分からない彼女ができることは、叫び声を上げることだけ。だが、そんな彼女を慎一は平然とした顔で宥めている。
「驚くことはないだろう。お前も一條家の人間だ。こういう相手がいるということは分かっていると思っていたが?」
「お父さん、それって私の今までの常識からは考えられないの。どうして、急にそんな話になるのよ。それに、どう考えたって惟さんに失礼じゃない」
「そうかい?」
「そうよ。だって、私、まだ高校生よ。で、惟さんはどうみたって、お兄ちゃんと同じか年上でしょう? それなのに、私みたいな子供が婚約者だなんて、迷惑に決まってる!」
婚約者だと言われた瞬間はたしかに驚いた。だが、一気に冷静さを取り戻した亜紀はそう食ってかかっている。たしかに、惟はイケメンに分類されるほどの容姿の持ち主。恋に恋する女子高生の亜紀が憧れないはずがない。だが、とここで彼女は現実を見ている。