世界一幸せな国Ⅰ
レオside




バ「……ローナ?!……ローナ、しっかりして!!もうすぐだから!!……ローナ、ねぇ!ローナ!!」



廊下で、お母様の叫び声が響いた。




ア「……おいっ、しっかりしろ!!……ユアン、目を覚ませ!!ユアン!!ユアン!!」




お父様の叫び声も響く。



ローナとユアンに何かがあったのか?




「お父様、お母様!2人がどうかしたのか?!」



俺がそんなことを聞いても、誰も聞いていなかった。


それぐらい焦っていたのだろう。




ア「アリア、救急車を手配しろ!!2人の子供が心臓麻痺で心肺停止と隊員に伝えてくれ!エリオット、医者を呼べ!すぐにだ!!」


「はいっ!!」



ローナとユアンが心肺停止……?


嘘だろ?




俺たちのせいで……2人は……。






医務室に着いてすぐ、2人は治療された。



簡易的なものしかここでは出来ないが、やらないよりはマシだろう。
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