世界一幸せな国Ⅰ
「トップシークレットにするのは狙われる危険を避けるため。筋トレと同じぐらい魔法も鍛えてね」




言い忘れたことはないかと確認してからフゥと息をついた。





「ここまでで質問は?」




すると右のほうからおずおずと手が上がった。



「なあに?」


男「お金……どれくらいいりますか」


「えっお金?いらないよ」




普通は特攻服の準備だけで50000円はいるそう。


でも、動きやすいようにパーカー型にしたから2000円あったら作れる。



それなら別にすぐに払う必要はないのだ。




「他にはないかな?」




もう誰からも手は上がらなかった。




「抜けたかったら今お願い。この先班決めたらいろんなことあると思うよ、大丈夫?」



そう聞いても、動こうとする人はいなかった。




「もし何かあったら私、彼方、エドワードの誰かに聞いてね!じゃあ次は班分けをするよ」




そういうと、彼方とエドワードが動いた。



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