世界一幸せな国Ⅰ





みんな今日までに鍛えているのだろう、なかなか良い動きをしている。


さっきまで腕立て伏せをしていたとは思えない動きだった。



とはいえまだまだだな、といった印象だ。




そして、流石に手当てには差が出た。



出来る人は全員救護に回してバラバラの班に入れないといけないだろう。


軽い傷ならヒールで治せるのだが、魔力によって治せる度合いは違う。


魔力で治らない分は応急手当しなければならないので、救護は必須なのであった。



「はいっそこまでっ!!みんなお疲れ様!スイーツと飲み物用意してるから好きなの取って休んでて。休んでる時に紙回すから名前書いていってね!後今から呼ぶ人は話ししたいから来てくれる?」



いっせいに指示を出す。


彼方が机を出して、ドリンクとスイーツを並べた。



「2組目の2人と、5組目の手前、6組目の手前と9組目の奥、16組目の手前、20組目の奥の人。あと、エドワードと彼方」




呼ばれた人たちが、出て来た。



10人で、娯楽用に作った部屋に入っていく。
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