世界一幸せな国Ⅰ


「……まぁそんなことは良いとして!旗揚げ暴走だよ!」




そんなことってというブーイングと走ることの盛り上がりが入り混じって聞こえてくる。




「目的地はアエリス!

ノーランによると3号線とサルタン通り周辺が張られてるからこのルートで行く予定、変更は任せる。

連絡は聞こえにくいと思うが地道に回していって。


今日の並びは菱形で、真ん中から後方に幹部、先頭団に補佐、横両端に情報トップ2人。


で、その後ろに車隊ね。




列は確実に崩れる。

もしバラけたらアエリスに行って。

無理そうなら広いところに行ってから私が彼方に連絡!



帰りにちょっとイベントあるけどお楽しみに」






みんなに今日の説明をする。





菱形にしたのはできるだけ左右前後に余裕を持たせるためだが、多分危険運転のこととか知らない人の方が多いから大丈夫。



というか一般人巻き込むし蛇行とかはさせない。



転けない限り全員無事だろう。




バイクでの転倒や車での事故は本当に冗談では済まされないから。



この国にバイクの改良とかの方がまだ発達していないのがせめてもの救いだ。
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