好きのおもさ
その時に渡したんだ」
「そうですか・・・」
そっか。そんなことが….
「ありがとうございました」
突然足取りが重くなる。
共に頑張ってきた勉強に裏切られた気がするから。
いつものようにしっかり勉強したはずなのに。
今回は少しだけ自信があったのに….
何で上がる所か、下がってんの?
ダメだ、受け止めることができない。
ガラガラーーー
いつもよりもっとダークなオーラを放ちながら、教室のドアを開けた。
「帰ってきた!!
加奈ちゃん、何貰ったの?」
新山さんが私に一番に声をかける。
彼女が私に駆けてきたのと同時に、クラスのほとんどの人が私を取り囲んだ。
私は何も言わずに、持っていた成績表をみんなに示した。
「なんだ~それか~」
「成績表か」
呆れた感じで、みんなが元の位置に戻っていく。