好きのおもさ

なんだかイラッとする。


「いつもより気乗りしてないみたいだけど…どうしたの?」


新山さんは、続けて私に話しかける。


私は答えながら席に置いてある、荷物を取り成績表をカバンにしまった.



「気にしないで。いつもこんなんだし。


少しいつもより暗くても、そこまで変わりはしないから。


あんまり私に余計に労力使わないで」


と言って教室のドアを開け、教室から出ると急いで下駄箱に向かう。


閉めたはずのドアがそんなに時間も経たないうちに、再度開かれた。



「成績落ちたんだな。


おまえにもちゃんとした感情があったんだ」


蔑む感じでいつもの人が私に言う。


何なんだ、コイツは。


午前中、私に嫌味を言って来たくせに。


「あんたが思ってる私は、本当の私じゃない」


「知ってるさ。


おまえが本心を隠してることなんて。


やっとわかった。


でも隠している理由や、隠す内容とかは全然わかんねぇけどな」



……・・・・


何でいちいち、私を知ろうとするのーー?


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