好きのおもさ
確かに、遊んでる子の中に三希がいた。
「だから何?」
私にはどうでもいいことだ。だってそんなに親しい間柄でもないからだ。
「はあぁ….
やっぱりおまえはそんな感じの反応か」
ため息をつきながら残念そうに言う彼。
「いいじゃん、べつに」
「おまえの心を動かすのは本当、テストしかないんだろうな」
遠くを見つめ仕方なさそうに言われる。
止まっていた足を動かす。
宇川くんより先に。
「初めて…一気に下がっちゃったんだ。 学年順位。
今まで3位より下に落ちることなんて、なかったのに。
今日先生から渡された成績表には、6の文字が記されてたんだ。
本当にショックで。
先生は気を遣ってくれて、職員室でくれてさ…。
先生の優しさと、現実の厳しさが絡まって混乱しそうになるよ」
自分がこんな事を言った理由が上手く説明出来ない。
きっと、楽しそうに遊ぶ子どもたちを見たからだ。
「やっと、少しは立山自身のことを話してくれたな。
俺は嬉しいよ!