好きのおもさ
でもあの子の話をすること自体、私にとって苦しいことなのだ。
「良かった~!
ありがとう!!」
一瞬にして彼の表情が笑顔へと変わった。
そして私の両手を、握手した.
すると数秒間、見つめ合うことになってしまい…
私から目を反らした。
「俺は、中島昴(なかしますばる)
よろしく!!」
なんて自己紹介されると、彼は握手していた両手を上下にぶんぶん振った。
「じゃあ今日の放課後、屋上で!!
待ってるから~」
と言った彼は私の手を離し、私の元から離れて行った。
思わぬ展開に私はただただビックリしている。
この状況をまさかアイツが、宇川くんが見てるとは予測出来なかった。
気が動転したまま体育祭の練習は再開された。