好きのおもさ
<放課後>
午後に体育祭の練習が終わり、HRの時間が近かったため、制服に着替えず体操服のまま放課後を迎えた。
中島昴…あの人に言われたことをよくよく考えてみると…
私は屋上は苦手なのだ。
だからなるべく行きたくない。
そう考えると教室から出ようとする意思が弱くなり、席から離れられなくなる。
ピーン
またぞくっと嫌なオーラを感じた。
もしやこれは、屋上へ行けという命令なのか?
仕方ない.
さっさと行って、事を終わらせよう。
意を決して教室から出ると、急いで階段を駆け上った。
バタン
猛スピードで階段を駆け上がったため、息が切れる.
「やっと来た」
外を見ていた中島昴が私に呆れながら言う.
「スイマセン、遅くなって」
「屋上は怖いかと思ったよ、立山加奈さん」
怖いのを我慢したんだよ!