好きのおもさ
え?何で私の名前を知ってるの?
私、この人に名前を教えてないのに….
名字は、制服見ればわかるだろうけど…
何で名前まで知ってるの?
「名前、知ってる理由聞きたい?」
「え…どちらでも…」
「謙虚になったんだね、君は。
本当は知りたいくせに」
だんだんと彼の声色が変わって行っている.
低く、言っている言葉の1つ1つが私の胸に突き刺さる。
謙虚になった?
何でそんなこと言える?
私とあなたは今日初めて会ったのに.
「何か言えよ」
明らかにさっきの態度と違う。
もしかして…知ってるの?
「そんなことないよ」
「そうやって否定してると、余計にあたしたちを苛立たせるの.
わかっててやってんの?」
後ろから女の人の声がした。