好きのおもさ
「そんなことねぇに決まってんだろ!」
「始めはみんな罪悪感の方が勝ってる。
でもあの2人によって、みんな負けてく…
そして自分と闘いながら、私に意地悪していく。
どうせ私をいじめるんだったら、真っ向にいじめて欲しい.
戸惑いなんかいらないよ」
どうして今、こんな事が言えるのだろう.
中学生の時は、いじめられるのが怖かったのに.
1日でも早くイジメが終わって欲しかったのに.
それなのにどうして今、いじめを促すようなことが口々に出るのだろうか。
「おまえ、今何言ってんか分かってんの?
大丈夫だ!いくらクラスみんながおまえの敵になろうが、俺はおまえの味方だ」
この言葉で私はまた頭を抱え込み、座り込んだ。
「お、おい?」
そんな姿を見て宇川くんはベンチから腰を離した。
「そんな…期待させないで。
どうせあんたも、みんなと同じなんだから.
みんな味方がいなくなったら、逃げるんだ」
「でもおまえは今、1人になる覚悟ができてんだろ?
だったら俺も、おまえの味方になること、覚悟する」