好きのおもさ
嘘だよ、そんなこと.
信じちゃいけないんだ.
まだ白川さんと中島君の威力は知らないけど、どうせ最終的にはこの男も、敵になるんだ。
「とにかく、月曜日からでもいいから、私を嫌いになってよ。
嫌いになれない?それかもともと嫌い?」
「俺はお前のこと、嫌いじゃない.
さいっしょからな。
それに俺はお前を嫌いになろうとは思わない」
それが宇川君の答えか.
「わかったよ.
それが宇川れおとの答えね」
「ああ」
「だったら今からでも、あんたを嫌いにならせる。
嫌いって思わなくたって、これをすればうざいくらい思うでしょ!」
というと私は宇川君が持って帰っていた荷物のバッグを手に持ち、走り出した.
「お、おい!」
何を始めるんだ?と言うような気持ちで私に言うと、私の後を追って来る。
私が向かった先は、水が通っている結構横幅のある溝だ.
そしてカバンのチャックを開けて、カバンを逆さまにする。
中に入っている教科書やノートやらが溝に落ちる。