好きのおもさ
最悪だ…。
「別に...
そんな大した意味は無いし。
そんなに堂々と返しに来ないでよ」
「何だよ・・・
嫌だったのか?」
「嫌に決まってるじゃん」
私は読んでいた本を裏返しにし、不満に水筒をカバンにしまう。
「なぁ、また俺のために作ってくれよ」
「えぇ~。
加奈ちゃん、れおとのために料理したの~?」
今度は新山さんに、驚かれた。
最初は私達の出来事に気づいてなかったのに、気づいたらすぐにこちらにむかってこられた。
「そんなんじゃないよ。
そんなにこれが美味しかったんなら、あんたが作ればいいじゃん。
ただ温めればいいだけの、レトルト食品なんだから」
カバンにしまったものを一瞬見て、宇川れおとに目を向ける。