好きのおもさ

適当に話を聞き流していると、いつの間にか先生の話は終わっており、委員長が号令をかけていた。


ぎりぎり慌てる素振りをせずに済んだ。



「加奈ちゃん!!


18時からだからね!!


場所はこれ見てね」



朝壬さんが催促すると、私に地図を渡した。


ここまで来たらもう後戻りなんてできない。


私は行くことになった。



「それで会費はね、女子は千円だから」


会費…無駄な出費だな。



私はできるだけ嫌な顔をしているのをきづかれないようにした。



「わかった…


時間通りに行かなくてもいいんでしょ?」



「う、うん...


まぁ多少はずれがあってもいいけど、そんなに遅くならない方がいいと思うよ。



遅くて30分以内に来てね!!」



明るく言った朝壬さんは私の元を去っていった。



ため息をつくと、朝壬さんにもらった地図を見た。



バイトしている店に近いな…



< 215 / 471 >

この作品をシェア

pagetop