好きのおもさ
自然に体が縮こまる。
「加奈ちゃん… どうしたの?」
私の異変に気づいたのか、朝壬さんが声をかけてくれる。
隣には新山さんもいる。
「体育大会終わった直後だから、体調悪い?」
続けて朝壬さんは心配する。
この場に耐えられないと思う私は、決意した。
「帰る」
少ししか持ち物を入れてないカバンを持ち、私は丁度前で進行しようとしている司会者の元へ足早で向かった。
私の行動に気づいた彼は、不思議がる。
「私、帰ります」
真正面から言うと、彼は顔を引きつらせながら答えた。
「まだ終わらないのに、いいのか?」
司会してる時との口調が変わっていることに、少し違和感を感じてしまう。
しかしそれを気にせず、自分の意見を言った。
「うん、大丈夫。
今日はありがとうございました。引き続き楽しんで」