好きのおもさ
その時にチャラっと音がした。
何だろうと思い、地面を見てみると。
私が大事にしているキーホルダーが落ちていた。
しっかりとカバンの金具に付けていたはずなのに、取れるはずないと思ってたのに。
何で取れちゃったんだろう。
あんまり深く考えずに私はそれを、再びきっちり留めた。
帰り道、隣を歩いてくれる宇川君。
何も話しかけてこないのは、彼の優しさからなのだろうか。
だったら私と歩調を合わせるのは止めてもらいたい。
だけどこんなことしてくれるのも、残りわずかの日数。
時期にこの人の耳にも入るんだ。
あ、でもさっき屋上で私は自分がしたことを自白したんだ。
……だったら何でこの人は私を非難しないの?
そう思うと自然と足の動きが止まる。
自分から過去を言ったっていうのに、この人はいつもと何ら変わりない行動。
そういえば前に言ってたな、この人。
なんかの…間違い だったっけ?
そんなこと言ってたから、私についてきてくれるのかな。