好きのおもさ

だから私がそれぞれに教えることになった。


正直きつい。



だけど私が教えて、聞いてた子が練習できた時の顔の輝きや、達成感が何とも言えぬ快感だ。



だから頑張ろうと思えるんだ。



「じゃあこれから文化祭の準備を始めるように!!」


担任が最後にまとめると、放課後となった。



各自で自分の道具や、本を持ってきてる中で、起きてしまった…。


それは心の中で思っていた不安。



「おい楢崎(ならさき)、梅成!!

何でおまえら帰んのかよ!!


文化祭の準備終わってねぇだろ!!」


男子の声が聞こえた。


私も準備に取り掛かってる中、事が起きている方を見てみると。



さっき名前を呼ばれた男子が、カバンを肩にかけ教室を出ようとしている。



この事態に対処しようと動く、新上さん。


「ちょっとあなたたち!!


雄也くんが言うように、練習すんでないんだから帰らないでよ!!」


私はまだあの二人に、マジックの方法を教えてない。


それに初めて練習に取組んだ時、彼らもみんなと同様苦戦していた。


それなのに克服しようともせずに帰ろうとしている。



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