好きのおもさ
運動部だから、部活が忙しいのかな。
そんな安易な考えしか持ってない私は、自分の準備に取り掛かることにした。
私はみんなに教える側なんだから、ぼ~と考え事したらいけないんだ。
「加奈ちゃん!!
ここどうすればいいの?」
話しかけたことない女子から、話しかけてくれる。
毎回こんな感じで、私は教えている。
だからまだ男子には、数人しか教えられてない。
私は聞いてきた女子の本を借りて説明文を見て、やり方を説明した。
「・・・でこの紐の真ん中くらいを軽く結んでおく。
あんまりギュウギュウ結んでたら、さっと解(ほど)けなくてカッコ悪いから注意してね」
淡々と説明している私に、熱心に聞いてくれる彼女。
わからない所はちゃんと聞いてくるし、教え甲斐がある。
「そっか!!
ありがとう!!
練習できればできるようになる気がする。
やってみるね!!」
まだやり方を教えただけなのに、顔をキラキラさせている彼女が可愛く見えた。
「立山~!
俺らにも教えてよ」