好きのおもさ

「大丈夫じゃないでしょ?!


何もなかったら、加奈ちゃんはこんなことしないんだから」


何でそんなことわかるのかな。



「わかってるんじゃないの!?

どうして私がみんなから逃げようとするのか!!


それなのに私がわかってるのかどうかを確認するかのように聞いてくるの、

やめてくれない!!?」



…そうだよ。

心配するフリして、私を陥れようとしてるだけ。


この人も中島君たちの味方になったんだから。



「私、知らないんだ…

クラスが加奈ちゃんの悪口言ってるのは知ってるけど、何についてはわからないんだ。


だから何で加奈ちゃんがこんなことになるのかすら、理解できないんだ」



クラスが私の悪口…。


だったら私から聞かなくても、教えてって言えば教えてくれることじゃん。


本人にいちいち聞いてくる理由がわからない。


「このこと、智美も知らない。


もちろん、れおとも」


何でこんな時にあいつの名前が出てくるの。


宇川くんが知らないはずないよ。


だって私の問題を白川さんと言い合ってるのを、目の当たりにしたことがあるんだから。



「宇川くんは知ってるよ」




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